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VOICE_吉田明_2回目_1枚目

【連載2】カンボジアの教育の現状 −−発展の裏に潜む影 −−カンボジア発 吉田明

チョムリアップスオ!こんにちは!

現在カンボジアのシェムリアップでインターンをしている吉田です。
今回はカンボジア、シェムリアップの教育の現状についてお伝えします。

私は、孤児院兼フリースクールにて孤児院の子どもたちや近くの村の子どもたちに英語の授業をしています。
そこで、英語の授業をより良いものにするためにインターン先の近くの小学校をリサーチしました。

朝の授業終了後、カメラに向かってピース!

カンボジア、特にシェムリアップの人たちは観光地であるということもあって語学、特に英語の習得に非常に熱心です。
町にも数多くのインターナショナルスクールや英語を教えるプライベートスクールがあります。

海外資本が多く入ってきているカンボジアにおいて語学を習得し活かすことで、将来的にある程度余裕ある生活をできると捉えられているためです。
語学ができるというだけで、語学ができない人の給料の数倍をもらうことができます。

例えばトゥクトゥクのドライバーは多くても月に300USDしか稼ぐことができません。
一方で、語学が堪能であるツアーガイドは月に2000USDを稼ぐことができます。

リサーチに協力してくれたトゥクトゥクの運転手さん。途中で座席に招き入れてくれました!


そのため大人たちは何とかして自分の子どもを語学が学ぶことができる学校やインターナショナルスクールに通わせようとしています。
また、一見すると語学が必要ないように思われる技術工でも近年は外国の部品を扱うことが多く、必要な技能とされるようになってきています。


しかし、子どもに語学を学ばせるのには大きなハードルが存在します。

語学を学ぶには当然お金がかかります。
外国人の子どもが通うインターナショナルスクールは月に1000USDかかるところもあるため、一部の限られた人しか子どもを通わせることができません。

午後3時、配られるおやつを待ってみんなで縄遊びをする子供たち

子どもたちに教育をする側である教師を取り巻く環境や質もあまり良いといえるものではありません。
環境があまりよくないといえる理由の一つに教師の給料があげられます。

一般に教師という仕事はわりに合わない仕事とされています。

公立の小学校の先生は月に150USDしかもらうことができません。
日々の生活に欠かすことができないバイクのガソリン代が1リットル1USDであることを考えると、家族を養うには非常に厳しいと言えます。

そのため、多くの公立学校の先生は、足りない生活費を補填するためにガソリンスタンドの店員、トゥクトゥクの運転手など他の仕事も行っています。


また、現在先生になっている人の多くが、ポルポト政権下において知識人層が大量に虐殺されてしまったために教育を十分に受けることができなかった人たちでもあることも、授業の質が低い問題点として指摘されています。

(カンボジア シェリムアップ発:早稲田大学 社会科学部 2年 吉田明)
※この記事は2015年8月22日に執筆されました

 

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▼連載2『カンボジアの教育の現状 −−発展の裏に潜む影−−』
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▼連載3『変わらないモノ〜想いと宝物を抱きしめて〜』
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吉田明

Written by 吉田明

早稲田大学 社会科学部。 2015年夏・2年次にアイセックのインターンシップへ参加。カンボジアで6週間活動する。 自身もアイセック早稲田大学委員会のメンバーとして活動中。

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