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【連載5】海外インターンシップの価値。「形に残るもの、残らないもの」ーーーシンガポール発 熊本大樹

こんにちは、慶應義塾大学総合政策学部2年の熊本です! 10月2日。世の中の大学生は早くも後期2週間目が終わろうとしている花金。こうやって帰りの飛行機を待ちながら、2ヶ月間を振り返る時間があるのは、色々な意味で幸せだなって素直に思います。

最後の投稿は、9週間の総括として「海外で働くことの価値」について、僕なりに感じた想いを少し綴らせていただきたいと思います。

シンガポール有数の観光地、マーライオン越しに見えるマリーナ・ベイ・ホテル。

大学生は総じて忙しい。学業を基本としながらも、人によってはバイト、サークル、インターン、学生団体、遊びなどたった24時間しかない1日を目一杯使っているように感じます。ただ、1年間が終わってみると、結局何を行い、何を成し遂げ、自分の何が変わったのか、まったくわからず次の年に突入する。価値ある経験を通して、挑戦と挫折を繰り返してきたはずなのに、何か勿体無い。少なくとも、僕はそんな一年間を送ってしまったと思います。

この2ヶ月だけは、同じように過ごしてはいけない。迷惑や負担をかけてシンガポールという国へ旅立ったからこそ、普段から支えてくれる人や自分の2ヶ月に期待してくれる人のために、とこれ以上ない覚悟と想いを持って、走り続けた気がします。

息詰まったときにリフレッシュ散歩道として使っていたクラーキーの夜景。

毎日の行動を記録し、毎週できたこと・できなかったことを洗い出し、そして自らの変化を文字にして起こしてきたのも、自分にとって「良い思い出」で終わらせないための最大限の足掻きでした。同じ想いで、毎日作り続けた資料やレポート、写真やお土産を目の前に残し続けることによって、その時々の感情や変化や情景を刻んでいきました。そうして今僕のスーツケースに入っている様々な「形に残るもの」が、僕がシンガポールで作り上げた2ヶ月間の「証」なのだと思います。

同様に、色々な人の期待に応えようと吸収力高く生活をしていたからこそ、この原体験を通して自らの興味分野が少しは芽生え始めたとも思っています。多種多様な若者が出入りする6人部屋での生活や、海外進出コンサルティング業界に向き合うといった非日常の空間が、考えもしなかった豆知識を蓄え、心に残っていく。そうして今、僕の心にある様々な「形に残らないもの」が、2ヶ月間を通して培った「意欲」として、僕の生活に新たな当たり前をもたらしてくれるのだと思います。

2ヶ月間、快適とまではいかないが、最高に楽しい居場所を提供してくれたホステルの管理者とルームメイトたち。

海外インターンシップに限らず、どんな経験にも得られるものはいくらでもあります。得たものを2つに分解すると、形に残るものを「証」といい、形に残らないものを「意欲」といえると思います。「証」は、次の経験の比較対象として目の前に在り続け、「意欲」は次の経験の引き金として心の中に燃え続ける。ただどちらも、「次の経験」無くしてそれぞれの本質的な価値を語ることはできないからこそ、僕にとっては次の一歩が大学生活における大きな分岐点になると思っています。支えてもらった人の期待に答えられたかどうかも、結局は「次」次第。それだけ「証」と「意欲」が詰まった、人生を変える可能性を持つ経験だったと、僕は自信を持って言えます。

現地での生活をサポートしてくれた南洋工科大学のアイセックメンバー。委員長のSheena(右)と受入事業担当のRamona(左)。)

尊敬する3人の先輩に見送られ、期待と不安に押しつぶされながら旅立ったのはたった2ヶ月前。一人じゃ何もできないことを知り、日常に溢れる当たり前に強く感謝するようになり、少しでも支えてくれた人に恩返しができる人になりたい、と今は心から思えます。

自分が築きあげた新たな当たり前を維持し、「次の経験」へと向かいたいと思います。

いろんな想いを抱えて出発したときの写真。見送りに来ていただいたのは尊敬する3人の先輩方。左から、青山学院大学の鬼頭さん、慶應義塾大学の福村さん、SFCの岡本さん。

これからも、アイセックが提供する海外インターンシップという経験が、多くの若者に証と意欲をもたらすことを願って。 これにて、僕の2ヶ月間のインターンシップ関連の投稿を終えたいと思います。

お読みいただきまして、ありがとうございました!

(シンガポール リトルインディア発:慶應義塾大学総合政策学部(SFC)2年 熊本大樹)
※この記事は2015年10月2日に執筆されました

熊本大樹さん 2015年夏海外インターンシップ体験記
▼連載1 『シンガポールの50周年記念で見たものとは』
http://voice.aiesec.jp/archives/4945

▼連載2 『多国籍国家を象徴する年の一角、Little Indiaの香り』
http://voice.aiesec.jp/archives/5014

▼連載3 『自主性 × 東南アジア × コンサルティング』
http://voice.aiesec.jp/archives/5140

▼連載4 『「世界の精鋭」が集う東南アジアの窓口』
http://voice.aiesec.jp/archives/5217

熊本大樹さん インタビュー記事
▼『「自分を変えたい」は「社会のため」を考えてこそ達成できる』
http://voice.aiesec.jp/archives/5052
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シンガポール
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Written by 熊本大樹

SFC8年目、慶應義塾大学2年生。アイセック慶應湘南藤沢委員会副委員長兼人事統括。野球好きな熱血人間。

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