こんにちは、慶應義塾大学総合政策学部2年の熊本です!
今回は実際に働かせていただいているインターン先とその仕事内容について紹介させていただきたいと思います!
僕がインターンシップを行っている株式会社AAICは、主に日本企業の海外進出をサポートする日系のコンサルティング企業で、世界5カ国にオフィスを持ちます。
従業員は計20名もいない中小企業ですが、社長さんや僕のメンター的な存在として面倒を見てくださっている方(山口さん)を中心に、大手外資コンサルティンググループ出身の方が多く、誰でも聞いたことがあるような大手日本企業をクライアントとして持っていることに驚きました。

シンガポールの都心部Bencoolen Street沿いの建物に位置する、「AAIC社」。
調査する文献・ウェブサイトなどは英語が中心ながらも、普段は日本語で会話をしています。これだけ聞くと、会社の業務は「海外でインターンシップに参加している」という感覚ではないと思われるかもしれません。
しかし、クライアントにとっては「海外戦略のプロ」と呼ばれる立場です。シンガポールはもちろん、東南アジア諸国・アフリカ地域の情報を調べ上げ提案資料を作っていくという意味では、日本で働くこと以上に正確性と最新の業界の傾向を把握しておかなければいけない重圧があります。
このような環境で、一橋大学からの参加者である中国人留学生のジャンさんと共に切磋琢磨しながら、合計36日の営業日を戦っています。

仕事場の写真。常時出社しているのは2人のインターン生を含めて5人ほど。オレオが置いてあるのが僕の机です。

メンター的な存在として面倒を見てくださっている山口さん(奥:元ボストンコンサルティング)と一緒に2ヶ月間インターンシップを行っているジャンさん(左:一橋大学院生)
「社会の価値基準を自らに浸透させ、評価されるアウトプットを3つ以上出す」という目標を持って、僕は今回のインターンシップに参加しました。
所属する環境に甘え、「最低限+去年よりも良ければ」といった次元でしか考えない自分に嫌気がさし、自己満足ではなく「社会」という視点で物事を考えられるようになりたかったのがきっかけでした。
9時半から18時半の勤務時間の中で、基本的にはパソコンに向かってデスクワーク。
仕事をもらっては、アウトプットを出し、フィードバックをもらっては、再提出する。社内ミーティングへの参加やシンガポール国内へのヒアリング実施も時たま行うが、基本的にはこの繰り返しの中で、いかに一つ一つのアウトプットの質を短時間で上げていくか。これをひたすら思考し続ける毎日です。
会社側も初めてのインターンシップ生ということで、どう扱ったらいいのかわからない状態だと思います。
だからこそ、必死で思考し、本気度を認めてもらい、自分からチャンスを掴み取る自主性が重んじられる。
希望を伝えれば、最大限叶えてもらえたし、何より裁量権高く様々なプロジェクトに配属させてもらえる環境がここにはありました。
最終的には、業種・規模・進出先の国など多種多様な5つのプロジェクトに参加できました。リサーチ・資料作成を中心とした仕事を通して、求められる質をクリアすることに必死な日々を送っています。

9月末のインターンシップ報告会次の写真。自分の意志でやりたいことをたくさんできた8週間。
「エジプト・バングラ・インドの主要財閥をリストアップしてみて!」
「今後○○年のサーモンの輸入価格が××円を切るリスク分析してみよっか!」
リサーチ方法もアウトプットイメージも湧かなかった自分に対する要望が、今では広い視野でリソースを活用し、1、2度のフィードバックで資料の作成まで行うことができるようになりました。
知的欲求を最大限充してくれるコンサルティングという業界と、大きなポテンシャルを秘めた東南アジアという地域。
今後の自分のキャリアに大きく関わらせたいと思えるようになった双方に没頭し、残りの仕事も頑張っていきたいと思います。

「AAIC」の社員方。本当にありがとうございました!僕から反時計周りに、社長の椿さん、山口さん、半田さん、コンスタンスさん、木村さん。
(シンガポール リトルインディア発:慶應義塾大学総合政策学部(SFC)2年 熊本大樹)
※この記事は2015年9月12日に執筆されました
熊本大樹さん 2015年夏海外インターンシップ体験記 ▼連載1 『シンガポールの50周年記念で見たものとは』 http://voice.aiesec.jp/archives/4945 ▼連載2 『多国籍国家を象徴する年の一角、Little Indiaの香り』 http://voice.aiesec.jp/archives/5014 熊本大樹さん インタビュー記事 ▼『「自分を変えたい」は「社会のため」を考えてこそ達成できる』 http://voice.aiesec.jp/archives/5052
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