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ベトナムから広島へ 願いを込めた145羽の鶴 ――立教大学 廣瀬翼

こんにちは。
2014年6月から11月末まで半年間ベトナムで海外インターンシップに参加していた、廣瀬です。
インターンシップでは日本へ留学予定の学生たちに日本語を教えてきました。
[海外インターンシップ体験談はこちら→『日本への留学を夢見るハノイの学生たち』]

2014年8月 Quang Ngai(クアン・ガイ)省への出張授業での一枚

帰国してからずっとやろうと思っていた学生たちとの約束。
それを、2015年8月6日に果たして来ました。


日本文化の授業 平和を願い、折り鶴を

インターンシップ中、現地では日本語の授業のみでなく、日本文化の授業も行いました。

その導入でいつも行っていたのが「日本の観光地」。
目をキラキラさせながら「東京だ!」「いってみたい!」と学生は盛り上がってくれました。

その中で、広島の原爆ドームと平和公園の様子も紹介。
みんなで平和や戦争について考えた後、鶴を一緒に折りました。

2014年8月 Quang Nam(クアン・ナム)省での出張授業にて。現地の先生も一緒になって互いに折り方を教え合っている様子。

中には日本が被爆国であることを知らない子もいました。
でも、一生懸命に耳を傾け、頷きながら一緒に鶴を折ってくれました。


気づけば、145羽の鶴に

地方各地へ出張授業も行っていた私は、時間が許せばこのクラスを必ず行い、みんなから鶴を集めて持ち帰りました。

「日本に帰ったら、先生が広島か長崎に捧げてきます」

そう言って集めた鶴。
いびつな形。少し間違った折り方をしているもの。
色々ありますが、どれもすごく優しいです。

2014年8月 Ha Thin(ハ・ティン)省への出張授業にて。戸惑いながらも笑顔で鶴を折る学生たち。

そうして集まった鶴の数はなんと145羽に。

 

半年を経て、ベトナムから広島へ

そして2015年8月6日、11月の帰国から半年以上を経て、145羽の折り鶴を片手に広島を訪れました。

2015年8月6日。平和記念公園の原爆ドームへ多くの人が訪れている。

一番始めの鶴は2014年6月に折られたので、1年以上の時間を経て広島へたどり着いたことになります。

この日は広島原爆の日。
平和記念公園には多くの人が集い、多くの折り鶴が集まっていました。

2015年8月6日 暑い中日傘をさし、追悼に並ぶ人々。

2015年8月6日 平和記念公園の献鶴スペースには色とりどりの折り鶴が。

原爆の子の像近くの献鶴スペースへ、ベトナムから運んできた145羽の鶴を掛けます。

2015年8月6日 中央、千代紙が中心になっている折り鶴が、ベトナムの学生たちによる145羽。

「千羽鶴」には遠く及びませんが、それでも145人分の願いを運びここに届けたのだと思うと、こみ上げてくるものがありました。

 

国を越えて、平和について考える

145羽。
全ての出張先で鶴を折れたわけではありません。時間のないクラスもありました。
また、この鶴たちを折ったのは教え子と現地の先生のみです。職場の仲間や現地の友人はほとんど入っていません。
だから、私がインターンシップを通して関わった人たちはもっともっといたのだとその数に驚きました。

折り鶴をつなげながら、145人、それ以上の学生たちに教え、それ以上の人々に支えてもらったインターンシップだったのだと改めて実感しました。

その人たちと、日本とベトナムについて・平和について、互いに考える事ができたことを嬉しく思います。

それぞれの考える平和は少しずつ違います。
ベトナムでも、学生や友人と少しずつ違う部分がありました。
特にベトナムは軍を持っている国なので、軍事に関する意見に相違が生まれることもありました。

でも、一緒に話し考えたからこそ、その違いを知ることが出来ました。


今年も平和記念公園には、沢山の人が海外からも訪れています。
国を越え、みんなで平和について考えていけることを、願っています。

2015年8月6日 平和記念公園にて思い思いに祈りを捧げる


( 日本 広島発 ?立教大学4年 廣瀬翼)
※この記事は2015年8月6日に執筆されました。



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ベトナム 原爆 原爆の日 平和 平和記念公園 広島
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廣瀬翼

Written by 廣瀬翼

2011年アイセック立教大学委員会入会。 2012年春6週間ベトナムのハノイでインターンシップに参加。 その後2年・3年とアイセックで活動後、2014年は1年間休学。 半年間ベトナムでインターンシップに参加。 2015年はVOICEの編集部として活動しています。

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