「長期休暇に海外へ行く!でも、予防接種の受け方はよく分からない!」という方、多いのではないでしょうか?
そこで、この夏、フィリピンで海外インターンシップを行うVOICE編集部の田中が、実際に予防接種についてレポートします!

予防接種について調べるVOICE編集部 田中
こんにちは!
VOICE編集部の田中康雅です。
夏休みに7週間、フィリピンのNGOでの海外インターンシップに参加するため予防接種を受けてきました!
海外経験の少ない僕にとっては、初めての経験で分からないことばかりでした。
そこで、今回はこれから海外に行く方に向けて、予防接種を受けるための方法を5ステップで紹介します。
【STEP1】厚生労働省検疫所のFORTHをチェックする
まずは、厚生労働省検所のFORTHというページで、自分の行く国に必要な予防接種を確認します。
FORTHには海外の感染症の最新の流行状況や、予防方法などの情報が掲載されているので、しっかりチェックしましょう!
【FORTH|海外渡航のためのワクチン】?http://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html

どんな予防接種が必要なのかを事前に調べましょう!
【STEP2】予防接種ができるクリニックを予約する
次に、予防接種を受けることのできる近くの病院を探して予約します!
僕の場合は、海外へ行く人向けに相談や予防接種を行う「トラベルクリニック」が近所で見つかったため、電話でそこを予約しました。
【STEP3】母子健康手帳を用意する!
忘れがちなのが母子手帳。
「過去にいつ、どのような予防接種を受けたか?」
「過去にどのような病気を罹患したか?」
この2つが、どの予防接種を受けるべきかを決める時の重要な判断材料になります。
母子健康手帳を忘れずに持って行きましょう!
(未成年の場合、保護者の同意書が必要なこともあります)
?【STEP4】医師と相談して受ける予防接種を決める
「自分が行く地域には、どのようなリスクがあるのか?」
「予防接種の費用はいくらか?」
「効果はどれくらいあるのか?」
などを聞き、どの予防接種を受けるかを決めましょう。
今回行った病院では、医師にフィリピンの衛生環境や、1つ1つのワクチンについて丁寧に説明していただき「A型肝炎」「B型肝炎」「破傷風」を受けることに決めました。
僕が行くのはフィリピンなので今回受けませんでしたが、アフリカには黄熱病のワクチンを受けないとVISAがとれない国や入国できない国があります。
国や地域によって必要な予防接種の種類が異なるので、必ず事前に調べて病院で相談しましょう!

いよいよワクチンを注射!
【STEP5】何度かに分けて、ワクチンを注射する
ワクチンによっては、一定期間あけて何度かに分け注射するものがあるため、海外へ渡航する1ヶ月以上前には、予防接種の予約をしましょう!
(現地の病院で2回目の注射を受けることができる場合もあります)
僕の場合は、「A・B型肝炎」「破傷風」の予防接種を、「当日」と「4週間後」に受けることになりました。
「A・B型肝炎」に関しては、帰国後にもう一度、3回目の注射をする予定です。
意外と高い!?予防接種にかかる費用
予防接種は保険がききません。
そのため少し値段が高くなってしまいます。
僕の場合は、初診料なども含めて2万円ほどかかりました。
4週間後にもう一度ワクチンを接種し、更に1万円ほどかかるため合計で約3万円かかることになります。

費用も考えて決めましょう!
筋肉注射だから、ちょっと痛い!?
今回の予防接種は筋肉への注射。
注射の直前に看護師さんからその説明を受け、びくびくしながら予防接種を受けました。
看護師:「筋肉注射なので痛いのですが、筋肉注射の中でも今回のものは結構痛い方のやつです。右腕と左腕、どちら打ちますか?打った後、少し重だるくなるので利き腕じゃない左腕に2本注射することをオススメしますが。」
田中:「と、とりあえず左に1本お願いします!」
看護師:「1本やってから様子をみましょうか。息を深く吸って〜、はいて〜。はい1本目終わりました。2本目はどうしましょう?」
深く呼吸をして受けたおかげか、想像していたほど痛くありませんでした。
田中:「に、2本目も左で、いけます!」
もう一度、しっかり深呼吸。 そして、無事左腕に2本の注射を受けました。

2本の注射を受けたVOICE編集部 田中の左腕
渡航の前に、危険に対する予防を!
気候、食べ物、言葉、文化などなど、日本とは全く異なる環境で過ごすと想像以上に体力を消耗するものです。
体調を崩して、せっかくの海外を楽しめなくなるのはもったいないですよね。
「予防接種を受ける」「事前に現地の病院を調べる」など、しっかりと危険に備えて海外を楽しみましょう!
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