この6週間で何が変わったのだろうと考えると、自分ではよくわからないし、一言では表すことができません。
でも、確実に自分の世界は広がりました。日本での生活ではきっとできないような経験もしました。
初めての海外で、6週間もホームステイするというのは長すぎるのではないかと思っていました。
でも、振り返ってみるとあっという間でした。
決して、楽しいことばかりではありませんでした。退屈だと思ったことも、辛いと思ったことも、不快な思いをしたことも何度もあります。
それでも、私のこの6週間はたくさんの素敵な人との出会いにあふれていました。
ひとつめは、インターン先の子供たちとの交流。言葉が通じなくても、笑顔だけで仲良くなることはできるのだと気づかされました。
いつも優しくて元気な子供たちにたくさんの元気をもらいました。インターン最後の日のみんなの寂しそうな顔が忘れられません。
私ができる恩返しは、これからも連絡を取り続けて、あの子たちの成長を見守ることなのだろうなと思いました。
ふたつめは、他国からのインターン生との出会い。ここでは逆に、語学力の大切さを学びました。
欧州系のインターン生が多く、私の英語力ではほとんど会話についていけませんでした。聞き取るだけで精いっぱい、意見を言っても英語が拙くて伝わらない、という悔しい思いをしました。
言葉が満足に通じなくても友達にはなれますが、本当に伝えたいことを伝えたり、対等に議論したりするには語学は不可欠だと思い知りました。
もっと英語を磨こうと思ったし、今度会う時にはもっとたくさんのことを彼らと語りたいという新たな目標もできました。
田舎のパダンでは外国人は珍しく、道を歩いていてもよく声をかけられました。
私が日本人だとわかると「こんにちは」と声をかけてくれた人もいます。
ホストシスターの大学の日本語専攻の生徒と友達になって日本食のレストランに連れて行ってもらったり、日本語の専門学校にお邪魔して授業をさせてもらったりと、インドネシアで日本がどれほど愛されているかを実感する機会が多くありました。
また、6週間一緒に過ごしたホストシスターともたくさんの素敵な思い出ができました。
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一緒に日本の曲を聴いたり、出かけたり、時には宗教や政治のことについても話ったりしました。自分の生まれ育った環境と全く違う環境で過ごした日々、出会った人々。この出会いをこれからも大切にしたいです。
この6週間のインターンシップを通して、自分について考える時間は格段に増えたし、自分を見つめ直すいいきっかけになりました。
今の私は6週間前の自分とは違いますし、このインターンシップはきっとこれからも私を支える大きな柱になっていってくれると思います。
また、この経験を次につなげられるような行動をしていきたいと思っています。
初めてだらけで不安がいっぱいでしたが、思いきって飛びこんでみて良かったと心から思っています。皆さんも始まりは「なんとなく面白そうだから」でも大丈夫です。AIESECのインターンシップは想像以上の価値ある経験を提供してくれます。あなたも、異国の地で自分を成長させる機会に飛び込んでみませんか?
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