まーちん(Twi)!
ガーナの現地語で「おはよう」の意味です。
私はアフリカのガーナにある、Adowomasi(アダウマシ)という町のちいさなちいさな小学校で、文化交流やリーダーシップ教育を行うボランティア・インターンシップに参加しています。
?私がこのインターンシップに参加しようと思った一つは、自分の”want”は何かを探るためです。
あることがきっかけで途上国の貧困問題に興味を持ち、この問題をどうにかしたいと思い、どうそれに関わっていきたいのかを考えるため、まずは途上国に行ってみようと思いました。
そんな折、AIESECのインターンシップのなかにJWIプログラムという女性のためのspecialプログラムがあることを知り、参加することにしました。
もう一つには、アフリカへ一度は行ってみたいと思っていたことがあります。
「いったいどんなところなのだろう?」と、アフリカは私にとって好奇心を掻き立てられる大陸でした。ガーナに決めたのは、「人々が親切」と聞いたからです。
それだけの理由でガーナへ行くことに決めた私に、ガーナは初日から衝撃的でした。
カルチャーショックという言葉では足りず、ショッキングカルチャーと単語を逆にするほうがいいかもしれません。
到着したコトカ空港では、「ガーナ人のいいところは、外国人にやさしいところだよ!」と言って、外国人だというだけで握手を求められました。
まさしくガーナ人は親切だと、なんとかやっていけると思いきや、一歩、首都アクラの街に出てみると、廃墟、廃墟、車、車、道路にずらりと並ぶ物売り。背が高く、ガタイのいいガーナ人。人の往来が絶えず、ゴミだらけで排気ガスの蔓延した街中。道路沿いにはトタンや木でつくられたボロボロの小さな店が並び、雑貨、食べ物、服、電子機器、薬品など様々なものを売っている。
?
?
大声でどなりたてて話す人々、街中で音楽に合わせて踊る人々。
外人と言うだけで(アジア人も白人扱い)興味津々で長時間にわたり絡まれたり、大金をぼったくろうとするタクシーや商人。根本的に考え方が違うのか、話しをしてもコミュニケーションがうまく取れない。おつりで渡される紙幣は、くっちゃくちゃでへんなにおいのするキタナイ紙幣。
「ごっちゃごちゃ」。この言葉がぴったりの国。
そして、いきなりよくわからない人たちに囲まれる心細さ…。
日本人の友達と2人、大勢のガーナ人に見つめられながら、防衛本能をビンビンにして歩き、たったの10分の道のりが永遠に続く道のように感じられました。
日本ととても違う、そう率直に感じました。
それにしても、自分にとって「新しいことにしか出会わない日」なんて、物心ついてから経験しただろうか? 貴重な体験しているとしみじみ思いました。
次回は、ガーナに来て、自分の中の「当たり前」が崩れ去っていったことについてレポートする予定です。
(ガーナ アダウマシ発:早稲田大学法学部4年岡部聡美)
Comments are closed.